今回はSEO対策や、自社サイト構築の際に散見する「オウンドメディア」について解説するとともに、実際に企業で活用する場合のコツと注意点について紹介していきたいと思います。
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、企業が自社内で構築したブログやウェブサイトから消費者に向けて情報を発信するもののことを指します。潜在顧客の段階から、情報を発信し続けることで、消費者の購入意欲を促進することが主な目標であり、オウンドメディア単体で収益を上げるという考え方ではなく、消費者のオウンドメディアから商品の購買への流れを作り出すことが主な役割となっています。
オウンドメディア作成のコツ
では、実際にオウンドメディアを自社内で行った場合、どのように構築をすると、より効果的な運用が可能になるのでしょうか。
- ペルソナをしっかりと設定する。
オウンドメディアの目的は潜在顧客の獲得であるため、ターゲットを定めなくては属性が曖昧になってしまい、商品の購入への誘導が難しくなってしまいます。ターゲット・ペルソナをしっかりと定めた上でメディアを構築していきましょう。
- 販売したい商品に関連させる
オウンドメディアはただブログ記事を作成すればよいという話ではありません。最終的なゴールは商品の購入である以上、その商品に関連する情報を掲載していくことを意識していきましょう。例えば、データサイエンス関連の業務の受注件数を増やすためにオウンドメディアを構築する場合は、データサイエンスに関連する事柄、例えば「ランダムフォレストのやり方」や、「機械学習とAIの違い」など、データサイエンスと関わりのあるコンテンツを用いてメディアを構築していく必要があります。
オウンドメディアの注意点
オウンドメディアは情報を掲載する手間以外にはそれほど金銭的コストも掛からず、始めやすい集客の手段です。しかし、情報の量が集まるまでは思ったような効果を出しにくく、途中でやめてしまうケースが多々あります。
オウンドメディアを始めたい場合はある程度、半年から1年くらいは全く効果がないと思って根気強く情報の量を貯めていく必要があるため、オウンドメディアのみを集客の手段として利用するのではなく、オウンドメディアを長期的な集客の軸としつつ、短期的に集客をしていく場合は前回の記事で紹介した、SNS運用など、別の方法を用いて集客をしていくことをおすすめします。